2018年10月21日日曜日

『ちるらん』から学ぶ幕末 - 1巻 -

[ちるらん1巻:時期] 


1860年頃。

ほんの数年後に迫る幕末の動乱と新選組の終焉に向けた準備期間。


[ちるらん1巻:史実と重なる主な出来事]


新選組の前身である壬生浪士組のそのまた前身である試衛館が描かれている。

局長の近藤勇やちるらん主人公の土方歳三を始め、後に新選組幹部や主要メンバとなる面々が登場する。

新選組はそのおよそ100年後に司馬遼太郎氏によって掘り起こされてから今に至る人気を誇る部分が強く、この試衛館や初期メンバの生い立ちには諸説ある。


[ちるらん1巻:重要な登場人物]


どちらもこの時点で土方と対峙しているかはあくまで漫画の世界ではあるが、主要な「敵」が2名登場する。


先ずは幕末の「人斬り以蔵」こと岡田以蔵。彼とのエピソードはちるらんでも一、二を争う泣けるシーンなのでその際にじっくり語らさせていただく。

もう一人、ここでは完全に敵キャラである「小太刀日本一」こと佐々木只三郎と2巻にかけて戦う。ちるらんでは少し関わった後、随分後の22巻で再登場する。その際は味方として薩長相手に「淀・富ノ森の戦い」にて戦う。史実、彼はここで重傷を負い絶命する。

特記すべきは、幕末にて新選組と並び2大人気を誇る坂本龍馬。諸説ある彼の暗殺の中でも現在最有力なのが実はこの佐々木只三郎が指揮した京都見廻組による暗殺。(ちるらんシリーズの作者は西郷隆盛説を採用しているように思われる)

ちるらんでは佐々木も見廻組も主にこの最後でしか登場しないが、時には新選組の動き以上に歴史に影響を与えた人物や組織がいることを知れば、更に幕末の世界が広がり面白いのではないでしょか。

ちるらん1巻





【著者ひさなお】

慶應義塾大学→TOEIC満点→UCLA留学→大手IT企業10年で15か国にて仕事してきたグローバルエリートもどき

他に小説家(第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞)、投資歴10年

173センチ46キロの色白スレンダーバディ。年150冊読書。

TOEIC満点小説家のFIRE投資術



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